はじめに
任天堂のGame Boyは1989年に発売されました。最初に売れた携帯用ゲームコンソールではありませんでしたが、それは携帯用ゲームというカテゴリーを普及させ、このゲーム業界を牽引しました。
ツール
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任天堂Game Boyは、1989年4月21日に日本で発売されました。続いて3ヶ月後の7月31日に、北米で販売開始、欧州は1年以上遅れて発売されました。これが携帯型ゲーム革命の始まりと言えます。
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技術仕様です。
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4.19 MHz 8ビットプロセッサ
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RAM 8 KB
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2.6インチ 160x144 LCDディスプレイ
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モデル番号DMG-01(Dot Matrix Gameを表す)が表記されたGame Boyは4本の単三乾電池もしくはAC電源アダプターがあれば電源が入ります。しかし後者のアダプターはゴミの山のどこかに姿を消してしまいました。
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3番目の画像が気になった方へ、この800番(日本では0120)でこのレトロゲームについて問い合わせをしたい場合に使えるフリーダイヤル番号です。
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ケースは6本のトライポイントY1ネジで固定されています。1989年にも遡ると、任天堂は、DIY修繕ファンにとっては容易い標準のネジを使用していたのです。幸いにも、iFixitのMako Driver Kitがあれば、必要なツールは全て揃っています。
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任天堂は、親切にもドライバーが完璧にバッテリーコンパートメントにフィットするように凹みを設けてくれました。
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アウターケースの半分を分離するべく慎重に持ち上げると、リボンケーブルの罠が出てきました!幸いなことに、このリボンケーブルは最近のデバイスに搭載されたケーブルに比べると、ダメージには強いようです。
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しっかりとケーブルを掴んで引っ張ると、完全にフロントとバックケースを分離できます。
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LCDディスプレイは回路板にクリップと数本のネジで固定されています。残念なことに、ディスプレイのケーブルは基板に半田付けされています。
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スピーカーに付けられた2本のワイヤも、回路板に半田付けされています。
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リアケース内部の回路板の方は取り出しが簡単で、僅か4本のネジだけで固定されています。接着剤は使用されていません!
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ディスプレイとスピーカーの配線と同様に、ヘッドホンジャックとその他のポート全てが基板に半田付けされています。
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ズームイン!このモデルのメイン基板にはどんなチップが搭載されているでしょう。
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シャープ LR35902 4.19 Mhz CPU
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LSI Logic LH5264N4T 8 KB VRAM
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LSI Logic LH5264N4T 8 KB WRAM
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シャープ IR3R40アンプ
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記憶を辿るこの分解の旅を楽しんでいただけましたか。
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さて、これにして失礼させていただきます。これから私たちは、このGame Boyを再組み立てて、Super Mario Land 2に興じます。
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8 件のコメント
We truly have come a long way =) Thanks for the share.
2020. Thanks
Great tear down, thank you for highlighting the chips.